朝起きて「痛い!」と思ったら試したい「寝違えた首の治し方」


朝起きると急に首や肩に痛みを感じる「寝違え」。痛みの程度によっては何もできなくなってしまうこともありうる、実にやっかいな症状です。「プロスポーツ選手が寝違えを理由に試合を休んだ」という事例さえあります。今回は、寝違えて首が回らなくなってしまった方のために、寝違えた首の治し方をご紹介しましょう。

  1. 寝違えて首や肩が痛くなる原因
  2. 寝違えた首の治し方
  3. 寝違えないための方法

1.寝違えて首や肩が痛くなる原因

まずは、なぜ寝違えが起こるのか、その原因をご紹介したいと思います。寝違えの原因はひとつではありません。複数の要因によって痛みが生じるため、自分にはどのような原因が考えられるのか知っておくと対処がしやすくなるでしょう。

1-1.睡眠時の誤った姿勢により関節や筋肉に負担がかかる

寝違えの原因のひとつが「睡眠時の誤った姿勢」です。正しい姿勢で寝ていれば、寝違えは起こりません。正しい姿勢とは、肩や首に負担がかからない、自然な姿勢のことです。首や体を不自然な形に折り曲げたり、体が縮こまった状態で寝ていたり、といったことがあると筋肉や関節に余計な負担がかかってしまいます。いわば、自分自身の体の重みが原因で、関節や筋肉の組織が傷ついてしまうのです。朝になると傷ついた体の組織が悲鳴を上げ「寝違えた」と気づくことになるでしょう。

1-2.筋肉のこりや関節の痛み

肩こりなどの筋肉の痛みや、関節リウマチなどの関節の病気が原因で寝違えが起きてしまうこともあります。筋肉や関節に慢性的な痛みがあると、正しい寝相を維持するのも簡単ではありません。痛みのために体が自然と楽な姿勢になろうとしてしまい、寝相が崩れてしまうのです。

しかし、痛みがある筋肉や関節にとって楽な姿勢が、ほかの部分にとってもいい姿勢であるとは限りません。「肩こりは楽になったものの今度は首に負担がかかった」「関節の痛みは和らいだが起きると肩に痛みを感じる」という事態も考えられるのです。

1-3.枕の高さが合っていない

枕の高さが原因で寝違えるというと、多くの方が意外に思われるのではないでしょうか。枕は頭を支え、首の高さを適切に保ってくれる寝具です。高すぎても低すぎても首に負担がかかってしまいます。

特に要注意なのが、横を向いて寝る場合です。あお向けで寝ている状態ではちょうどいい高さの枕でも、横を向くと高さが合わなくなってしまうこともありえます。いつもと同じ枕を使っていたのに、たまたま横を向いて眠ってしまったために寝違える、という可能性もあるのです。

2.寝違えた首の治し方

続いて、寝違えた首の痛みの治し方をご紹介しましょう。寝違えた原因によって適切な対処をしなければ、痛みが悪化してしまうことも考えられます。先に思い当たる原因を特定してから、自分にあった治し方を選んでください。

2-1.脇の下や肩の筋肉を伸ばすストレッチ

関節や筋肉への負担が原因の場合は、ストレッチで関節と筋肉を開放してあげましょう。重要なのは、痛みを感じる場所ではなく、痛みの原因になっている、負担をかけられた関節や筋肉を伸ばすことです。たとえば、首に痛みを感じるからといって、首をのばそうとしてはいけません。首には大切な神経が密集しているので、痛みを感じているときに無理に動かそうとするのは危険だからです。

首に痛みを感じる場合は、首の筋肉とつながっている肩の筋肉や脇の下を伸ばしましょう。まず、腕を真っすぐ後ろに伸ばし、無理なく上がる高さまで上げます。その状態で20秒キープしたら、今度は反対の腕を同様に伸ばしましょう。次に肘を120度くらいの角度に曲げて「バンザイ」の姿勢になります。そのまま後ろに向かって肘から先の腕を無理なく倒せる範囲まで倒して20秒キープしてください。先ほどと同様に両手を伸ばしたら終了です。

2-2.寝違えの痛みを消すツボを押す

慢性的な筋肉の痛みや関節の病気が原因の場合、根本的な解決を望むのなら原因となる病気や症状を改善しなければなりません。しかし、一時的に寝違えの痛みを和らげる方法ならあるのでご紹介したいと思います。

寝違えの痛みを和らげる方法とは、寝違えに効果的なツボを押すことです。そのツボとは、手の甲にある「楽枕(楽ちん)」。人差し指と中指の付け根にある、水かきの辺りです。左右どちらの手でも構いませんので、10秒を1回として3セット押してみてください。

2-3.患部を冷やした後、温めて治す

寝違えの痛みは筋肉や関節が損傷した痛み、捻挫と同じようなものだと考えてください。ということは、捻挫同様に患部を冷やしたり温めたりする治し方もあります。

寝違えてしまった当日は、まだ患部の炎症がひどいため最初は冷やすところから始めましょう。氷水の入った袋や保冷剤などを用意し、タオル越しに10分程度患部を冷やしてください。冷やしすぎると血行が悪くなってしまうので、繰り返して行う場合は50分程度休憩をとってから再度冷やします。寝違えた日から2、3日が経過しても痛みが続く場合は、今度は患部を温めましょう。血行をよくして傷ついた患部が治るのを早めるためです。温湿布を張るのもいいですし、温かいお湯で半身浴をするのもいいでしょう。

3.寝違えないための方法

今度は、寝違えを未然に防ぐ方法をご説明します。最もいいのは、そもそも寝違えてしまわないことです。日常のちょっとしたことに変化を加えるだけで、寝違えは未然に防ぐことができます。

3-1.寝るときの姿勢を改善する

誤った姿勢で寝ているために寝違えてしまう方は、まず寝るときの姿勢を改善することを考えてください。うつ伏せや横向きで寝ている方はあお向けで寝るようにする、体の一部を縮めて寝ている方は、伸ばして寝るようにするなど、寝るときの姿勢に気をつけてみましょう。もし、正しい姿勢で寝るのがつらいようであれば、クッションなどを使って寝床の高さを微調整してみてください。「ベッドが硬すぎる」、あるいは逆に「やわらかすぎる」のが問題であれば、マットレスを変えてみるという方法もあります。一般的に、男性は硬いマットレスを、女性はやわらかいマットレスを好む傾向にありますが、適切なマットレスの硬さはひとりひとり異なるものです。寝具売り場で店員に相談してみるのもいいでしょう。

3-2.枕の高さを調節してみる

寝る姿勢と同じくらい重要なのが枕の高さです。同じ枕でも使い続けているうちにくたびれてしまい、高さが変わってしまうこともあります。

新しい枕を買うのもいいですが、簡単に枕の高さを調節するには「バスタオル」が便利です。1枚で頭を乗せるのに十分な幅がありますし、重ねあわせる回数を変えるだけで簡単に高さを変えることができます。

3-3.日頃動かさない筋肉を動かすようにする

何も寝違えるのを待ってストレッチをする必要はありません。筋肉や関節がやわらかくなると、寝違えにくくなるので、日常的に肩や腕のストレッチをするのも寝違えの予防に役立ちます。

行うストレッチは、寝違えたときの治し方として行うストレッチと同じもので構いません。ほかにも、スポーツなどをして肩の筋肉を動かすのもいいでしょう。ただし、筋肉を使いすぎると疲労で寝違えてしまうこともあるので注意してください。

まとめ

今回は、寝違えて首や肩が痛くなってしまった方のために、簡単にできる寝違えの治し方をご紹介してきました。

  1. 寝違えて首や肩が痛くなる原因
  2. 寝違えた首の治し方
  3. 寝違えないための方法

効果的な寝違え対策は、まず寝違えてしまわないように予防し、次に原因を調べて適切な治し方を行うことです。ぜひやってみてください!


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