むちうちの症状や改善方法は? 後遺症が出たらどうしたらいいの?


交通事故にあってむちうちになった、という話を聞いたことがある方も多いでしょう。むちうちは、全国で約20万人の患者がいるといわれています。しかし、治療の方法や後遺症の対処法などはあまり知られていません。

そこで、今回はむちうちの症状や治療法についてご紹介します。むちうちはおおざっぱにいうと頸椎(けいつい)の損傷です。本来は、整形外科で治療する疾患なのですが、完全に治らないこともあります。今回は整形外科以外での改善方法もご紹介しましょう。むちうちになって体調が悪くなったという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

  1. むちうちとは?
  2. むちうちの原因は?
  3. むちうちの症状は?
  4. むちうちの治療法と注意点
  5. むちうちの後遺症は?
  6. むちうちの後遺症を改善するには?
  7. おわりに

1.むちうちとは?

むちうちとは、正式には「外傷性頸部(けいぶ)症候群」や「頸椎(けいつい)捻挫」という首の骨のけがです。首をそっと触ってみれば分かると思いますが、首の骨はいくつもの小さな骨が重なってできています。一本の長く固い棒よりも、小さくて固いものをつなげた物体の方が柔軟性はあるのです。ですから、首も前後左右に曲がりますし、ぐるりと回すことができるでしょう。

さて、何かの原因で体の背面から強い衝撃がかかると、体は前に押し出されます。しかし、頭は重いので体と同時に動くことができず、体と頭をつなぐ頸椎(けいつい)がまるでむちをふるったようにS字型に動いて頭を引っ張るのです。このときに、頸椎(けいつい)に無理な力がかかって捻挫や骨折のような症状が出ます。

2.むちうちの原因は?

むちうちというと、交通事故をイメージする方も多いでしょう。確かに、背後から強い衝撃がかかるような事態は、交通事故のときに起こりやすいです。特に、車に乗っていて背後から追突された場合に、起こりやすいでしょう。しかし、それ以外にもスポーツをしていて激しくぶつかったときや、高いところからの転落、さらに仕事中の事故などでもむちうちを発症することもあります。極端な話、歩いていたとき後ろから勢いよくぶつかられても、むちうちになる可能性があるのです。

3.むちうちの症状は?

むちうちは、発症した当日は症状がほとんど出ません。
翌日くらいから、頭痛や耳鳴り、吐き気、首筋から背中、肩にかけての痛み、脱力感、食欲不振などの症状が現れます。
ずいぶんいろいろな症状があるのだな、と思う方もいるでしょう。
これが、むちうちの最大の特徴なのです。
むちうちは人やぶつかったときの状態によって、症状の出方が細かく変わります。
ですから、100人むちうちの患者がいれば、100とおりの症状が出るといっても過言ではないでしょう。

4.むちうちの治療法と注意点

この項では、むちうちの治療法と治療を受ける際の注意点をご紹介します。
何科で治療を受け、完治までどのくらいかかるのでしょうか?

4-1.むちうちの診断が難しいって本当?

むちうちは、整形外科で治療を受けるのが基本になります。むちうちは、関節や靭帯(じんたい)を包む膜の損傷が原因ですが、この損傷はレントゲンでは判断しづらかったのです。ですから、レントゲンを撮ってからそれを元に診断していたころは、むちうちを客観的に診断するのは難しいケースも少なくありませんでした。

そのため、むちうちというと「仮病」というマイナスイメージが一部で定着してしまったのです。しかし、現在はCTなどほかの診断方法も出てきました。ですから、むちうちを発症する可能性のある事態に遭遇しむちうちの症状を発症している場合は、できるだけ設備の整った病院へ行きましょう。そうすれば、客観的な診断がつきやすいです。

4-2.むちうちの改善方法は?

むちうちの改善方法は、けん引、マッサージ、電気療法、おとろえた筋肉のリハビリなどが3か月を目安に行われます。ですから、その間治療を受ければ、症状はだいぶ改善されるでしょう。これらで症状が改善されない場合は、「脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)」など、べつの疾患の疑いがあります。これは、強い衝撃を受けたことが原因で脳から脊髄へ流れる髄液がもれることによって脳が沈み、むちうちとよく似た症状が出るの疾患。これは、認知されて日が浅い疾患で、治療は整形外科ではなく脳神経外科や神経内科で行います。もし、整形外科にきちんと通っているのに症状が改善しにくい場合は、一度脳神経外科などで診察を受けましょう。

5.むちうちの後遺症は?

しかし、むちうちのほかに異常がなく、治療を受けたのに痛みや不快感が長年にわたって続く、という方も珍しくありません。これをむちうちの後遺症といいます。むちうちの治療は3か月の長丁場です。ですから、治療中に痛みをできるだけやわらげようと無理な姿勢を取って、筋肉がこわばったまま元に戻らなくなることもあるでしょう。その結果、背中や肩が常にこっていたり痛みやしびれが出たりすることもあります。

また、痛みが出るからと、体を動かさずにいると筋肉がおとろえて脱力感などが消えません。さらに、頸椎(けいつい)を痛めると自律神経が乱れるという報告もあります。ですから、食欲不振などが長引くこともあるでしょう。また、雨が降るなど低気圧が近づくと体調を崩す人も珍しくありません。しかし、整形外科では治療をしても一定の効果が現れないと「症状固定」と診断され、痛み止めなどを処方する治療しかできなくなります。ですから、むちうちは治ったけれど後遺症に苦しんでいるという人もいるのです。

6.むちうちの後遺症を改善するには?

むちうちの後遺症の治療には、鍼灸(しんきゅう)や整体が有効なことがあります。鍼灸(しんきゅう)とは東洋医学の理論に基づいて、ツボに針を打ったり灸(きゅう)をすえることで、筋肉のこわばりをほぐしたり血流をよくしたりする治療法。整体とは、整体師の手技によって骨格のゆがみを改善したり、こわばった筋肉をほぐしたり治療法です。どちらの治療法が適しているかは、実際に施術を受けてみないと分かりません。ですから、両方の治療を受けてみて、本格的に治療を受ける方を決めてもよいでしょう。筋肉のこわばりもひどくなると、自分では改善できないくらいになるのです。

また、鍼灸(しんきゅう)や整体による治療は、時間をかけて取り組む必要があります。ですから、治療を受けながら生活習慣の改善などにも取り組んでいきましょう。いくら治療を受けて症状が改善しても、無理な姿勢で生活していれば症状が再び悪化してしまうかもしれません。

7.おわりに

いかがでしたか? 今回は、むちうちの症状や原因、治療法などをご紹介しました。むちうちは、日にちがたってから症状が出るというのも、治療を難しくしている原因です。たとえば、急いでいるときなどは強い衝撃を受けて転んだり交通事故にあったりしても、不具合がなければそのまま過ごしてしまうでしょう。
また、仕事中にむちうちになるようなことがあったとしても、大丈夫そうならばそのまま仕事を続ける人もいます。その結果、自分がむちうちになった、と気づかない人もいるのです。ですから、強い衝撃を背後から受けて頸椎(けいつい)や頭がひどく揺さぶられた場合は、必ず整形外科を受診してください。すぐに治療を始めれば、それだけ治りも早くなります。

また、鍼灸院(しんきゅいん)や整体院には医師はいません。ですから、「むちうちかも」というだけで来院しても正確な診断は下せないのです。ですから、施術を受ける前に、まずは整形外科を受診してください。


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