腰痛予防のベッドやマットレスの選び方~腰痛の改善ポイント~


「腰が痛くなってきた」「腰痛がひどくて寝られない」など、腰の痛みで悩んでいる方は多いでしょう。腰痛にもさまざまな原因はありますが、もしかすると、睡眠時に使っているあなたのベッドが悪化させている原因になっているかもしれません。1日のおよそ3分の1を過ごすベッドやマットレスなどは、意外と腰に大きな負担をかけているものです。そこで、本記事では、腰痛の基礎知識からベッドとの関連性、腰痛予防のベッドの選び方などについて詳しく説明します。

  1. 腰痛の基礎知識
  2. 腰痛とベッドについて
  3. 腰痛予防のベッドについて
  4. 腰痛とベッドにかんしてよくある質問

この記事を読むことで、腰痛を改善するための情報を知ることができ、腰に負担のかからないベッドを選び使用できます。腰痛で悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.腰痛の基礎知識

ベッドとの関係性について知る前に、腰痛の基礎知識を知る必要があります。腰痛とは何なのか、種類・原因・症状・腰痛になりやすい人・女性の腰痛について詳しく見ていきましょう。

1-1.腰痛とは

腰痛とは、腰に痛みや炎症などを感じる状態のことです。病気ではありませんが、腰痛で悩んでいる日本人は1,000万人以上といわれています。つまり、約10人に1人が腰痛になっているといえるのです。腰痛=年を重ねるたびに起こる症状と思いがちですが、若い人でも悩んでいる方はたくさんいます。発症が始まるのは、20歳~40歳の間とされているのです。腰痛を最も抱えている年代は40歳~80歳となっており、年齢が高くなるほど発症率も高くなっています。

1-2.主な種類

腰痛の種類は、非特異的腰痛・特異的腰痛・緊張性腰痛・慢性腰痛・心因性腰痛の5種類があります。それぞれの特徴を以下にまとめたのでぜひチェックしてみてください。あなたの腰痛はどれに当てはまるでしょうか。

  • 非特異的腰痛:原因がハッキリしていない腰痛。ぎっくり腰・変異性腰椎症などが挙げられる
  • 特異的腰痛:診察・画像診断で原因が特定できる腰痛。腰部脊柱管狭さく症・椎間板ヘルニアが挙げられる
  • 緊張性腰痛:筋肉が緊張することで起こる腰痛
  • 慢性腰痛:3か月以上続き、不安・ストレスなど心因性因子の関与が大きい
  • 心因性腰痛:心理学的障害が原因の腰痛。精神面が安定すれば症状もやわらぐ

1-3.主な原因

腰痛の原因は人によって多種多様です。主に、挙げられる原因といえば、腰部に負担のかかる動作・腰椎や椎間板などの障害・腫瘍などの特異的疾患・ストレスなどが挙げられます。原因が判明すれば種類もわかり、対策も立てることができるでしょう。まずは、何が原因で腰痛が起きているのか把握しておかなければなりません。

1-4.主な症状

腰痛の痛みといっても、ズキズキとした痛み・ジンジンとした痛み・一瞬に起きる激痛などいろいろな種類があります。片側の下肢の痛みが腰痛よりも強い・腰だけでなく足首から下も痛むなどの場合は、ストレスが要因の可能性が高いのです。ほかにも、腰の痛みと同時にさまざまな体の部分が痛むなどの症状もあります。腰痛のほかに痛みが起きていないか、異常が現れていないかなど、振り返ってみてください。

1-5.腰痛になりやすい人

腰痛になりやすい人は、ある共通点を持っています。たとえば、腰痛になりやすい職業だと、デスクワーク・店頭販売員・長距離運転手・スポーツ選手などです。腰痛になりやすい体型・体質だと、肥満型・痩せすぎ・体が硬い人などが挙げられます。肥満型は体の上部を腰が支えられずに炎症を起こし、痩せすぎは骨密度が低くなることで腰が痛くなりやすいのです。

1-6.女性の腰痛について

腰痛は男性よりも女性に多いといわれている症状です。女性の腰痛は、女性ホルモンの変化や筋肉量が少ない身体的な特徴など、女性特有の要因が関係しています。たとえば、女性で多く見られる“冷え性”です。冷え性は血液の流れが悪くなり、栄養素や酸素が部位に運ばれなくなります。その結果、疲労物質がたまりやすく、腰痛になりやすいというわけです。

2.腰痛とベッドについて

実は、腰痛はベッドとの関係が深い症状です。私たちにとって睡眠は体を休める時間といえます。しかし、ベッドによっては体が十分に休まらず、腰痛になってしまうのです。そこで、腰痛と寝姿勢やベッドとの関係、腰痛の原因となるベッドなどについて詳しく説明します。

2-1.腰痛と寝姿勢の関係

無意識のうちに、寝姿勢が腰に負担をかけることがあります。あなたは寝ている間、どのような姿勢になっているでしょうか。あお向け・横向き・うつぶせなどさまざまな寝姿勢があると思います。腰を痛める寝姿勢は、うつぶせです。うつぶせは腰を反らすため、腰椎の関節に負荷がかかります。また、あお向けは腰に負担がかかりにくい寝姿勢といわれていますが、姿勢が悪い方は腰を痛める可能性があるのです。

2-2.腰痛とベッドの関係

「普段あお向けで寝ているけど、腰が痛む」という方は、ベッドが合っていない可能性があります。腰が反(そ)る・お尻が沈んで猫背になるなどの寝姿勢は、腰痛を起こす要因です。また、硬めのマットレスは腰との間にすき間ができるでしょう。ブリッジをしているような姿勢は、腰を痛めてしまうので気をつけてください。改めて、ベッドで寝ているときはどのような姿勢になっているか、確認してみましょう。

2-2-1.ベッドが原因の腰痛の特徴は?

ベッドが原因の腰痛は、朝起きると痛みを感じるケースです。朝起きたときに、腰をはじめ、体のあちこちが痛む・体がスッキリしないのなら、ベッドが原因になっているといえるでしょう。疲れをとるはずの睡眠が、逆効果になっています。腰が緊張状態になるベッドは、疲れがどんどんたまるものです。

2-2-2.負担がかかる箇所・タイミングとは?

寝姿勢・ベッドが原因になっている場合は、腰全体に負担がかかっています。また、ベッドが全身を上手に支えられずにいると、腰だけでなく、体のあちこちに負担がかかるのです。よって、朝起きたときに体の痛みを感じ、ベッドに横になるときも、寝姿勢が決められなくなります。体が休められる姿勢にならないため、寝つきも悪くなるでしょう。

2-2-3.ベッドによって腰痛になるメカニズム

ベッドによって腰痛になるメカニズムはシンプルです。たとえば、マットレス・ベッドがやわらかいと気持ちよくなりますよね。しかし、腰と胸が沈み、大きな負担がかかるのです。体の部位の中でも、最も沈みやすいところは、腰と胸だといわれています。やわらかすぎるマットレス・ベッドは全身がバランスよく支えられないため、腰と胸が沈み、腰痛になるのです。また、硬すぎるベッドなども、腰の間にすき間ができてしまい、腰と胸を圧迫します。

2-3.布団生活とベッド生活の比較

布団とベッド、どちらのほうが腰痛にいいのか悩みますよね。大切なのは布団・ベッドのどちらかではなく、負担をかけない“マットレス”なのです。ベッドを選んでもマットレスがちょうどよくなければ、腰に負担がかかります。また、布団も薄いものを使えばフローリングの固さで負担がかかるのです。どちらにせよ、マットレス選びが重要になるでしょう。

2-4.腰痛の原因となるベッドとは

腰痛の原因となるベッドは、硬すぎるもの・やわらかすぎるものです。人それぞれ体格・体型が異なるため、一概に○○が原因だとはいえません。自分の体にフィットしていないベッドは、腰痛を引き起こす恐れがあります。実際に、ベッドに横になってみるとわかりやすいでしょう。腰とマットレスの間にすき間ができていないか、やわらかすぎず硬すぎないかなど、チェックしておかなければなりません。

3.腰痛予防のベッドについて

それでは、腰痛予防にいいベッドとはどのようなものなのでしょうか。正しい寝姿勢や腰痛になりにくいベッド・マットレス、ベッドの選び方などについて詳しく説明します。

3-1.正しい寝姿勢とは?

正しい寝姿勢は、ゆがみをつくりにくい姿勢です。基本的に、正しい寝姿勢は背筋がピンと伸びている美しい立ち姿勢と同じになります。理想的なのは、頭・背中・お尻・かかとがしっかりついている状態です。この状態はゆがみをつくりにくい、いい姿勢といえるでしょう。寝るときは正しい姿勢を意識してみてください。

3-2.腰痛になりにくいベッドやマットレスは?

何度もお話しますが、腰痛になりにくいベッド・マットレスは、やわらかすぎず、硬すぎないものです。正しい寝姿勢が維持できるものといってもいいでしょう。低反発・高反発のマットレスが登場していますが、高反発がおすすめです。低反発は沈みこむ傾向があるため、腰にやさしいのは高反発といえます。ただし、人によって体格が異なるので自分に合ったものを見つけるのが理想的です。

3-3.ベッド・マットレスの選び方

たくさんあるベッドの中から、どれを選ぶべきか悩む方は多いことでしょう。ベッド・マットレス選びで悩んだ場合は、以下のポイントに注目してみてください。

  • 体が沈まないかどうか
  • 腰痛を持っている人は低反発よりも高反発
  • 硬すぎない(腰とマットレス・ベッドの間にすき間ができない)かどうか

3-4.選び方のポイント

実際に、ベッドに横になってみなければ、正しい寝姿勢が維持できるかわかりませんよね。自分に合ったものを選ぶためにも、家具屋に行った際は寝転がってみてください。体が必要以上に沈まないかどうか、確認することが大切です。また、マットレスの場合も同じですが、確認できないときもあるでしょう。そんなときは、店舗スタッフに尋ねてみてください。また、インターネットで口コミや評判をチェックするのもポイントの1つです。

3-5.ベッドを買い替えなくてもできる工夫

ベッドやマットレスを買い替えずとも、自宅にあるもので工夫できます。たとえば、腰が反(そ)りすぎている場合は、クッションを膝の下に入れてみてください。膝を曲げた状態で寝ることで、腰に負担がかかりません。横向きで寝る場合は、膝と膝の間に座布団などをはさみましょう。骨盤のゆがみが防止できます。

4.腰痛とベッドにかんしてよくある質問

腰痛とベッドにかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。

4-1.寝返りは関係あるのか?

寝ている間、人間は寝返りを平均20回~30回もうつといわれています。寝返りは筋肉の緊張状態がやわらぎ、血行促進効果がある動きです。腰痛持ちの方は、寝返りが少ないという共通点も持っています。腰痛は寝返りとも関係があるといえるでしょう。

4-2.ストレスと向き合うポイントとは?

腰痛の要因はベッドだけでなく、精神的ストレスも関係しています。ベッドを変えても精神的ストレスのほうが大きければ、腰痛は続くでしょう。そのため、自分にとってリラックスできる時間をたくさんつくってみてください。音楽を聴く・運動をする・ストレッチをする・好きな本を読むなど、何でも構いません。ストレスが解消できることを始めてみてください。

4-3.腰痛を放置するとどうなるか?

「そのうち治るだろう」と、腰痛をあまくみていてはいけません。腰痛を放置すると慢性化してしまい、症状がやわらぐまで月日を要することになります。さらに、体のバランスが崩れ、普段の姿勢が悪くなるでしょう。腰が曲がったままの状態になる恐れもあるため、できるだけ早めの対策が必要です。

4-4.ベッド以外に、腰痛をやわらげるコツとは?

整体にかよう方法があります。整体は、手技で筋肉をほぐし、体を緊張状態から解放してあげることができるものです。「かわもり整体」では、腰痛・骨盤矯正に向けた施術を行っています。ぜひ一度、整体を利用してみてはいかがでしょうか。

4-5.うつぶせで寝たいときの工夫とは?

腰痛持ちの方がうつぶせで寝たいときは、片側の膝を横に出してください。うつぶせは腰を反(そ)らせる状態となるため、負担をかける寝姿勢です。しかし、片側の膝を横に出すことで、腰の反(そ)らしすぎを防ぐことができます。

まとめ

いかがでしたか? 腰痛の原因は、ストレスのほか、腰部にかかる負担などが挙げられますが、中にはベッド・マットレスが要因になっている可能性もあります。硬すぎるベッド・マットレスは腰との間にすき間ができ、やわらかすぎるものは胸と腰が沈み負担がかかるのです。理想的なベッド・マットレスは、頭・背中・お尻・かかとがしっかりつくことのできるものとなります。人それぞれ体格や体型が異なるため、自分に合ったものを見つけてください。事前に、腰痛持ちに適したベッドなどの特徴を把握しておけば、症状がやわらぐマットレス・ベッドが選べます。


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